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新・保護者^2 その8

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 ごうんごうん、という重い音で目が覚めた。
 頭が重い。いやもうこりゃどうも完全に寝不足な気がする。当たり前だけど。

「ふわ……おはよ、ユキ」
「ひあ!? あ、お、おはようございます……おねーさん」
「んぅ……なに? こんな早くから洗濯? 学校もうお休みだっけ?」

 すっかり着替えてエプロンまで付けて、ユキは洗濯機とにらめっこ。
 起き抜けの頭を掻きつつ、その脇を抜けつつ洗面台へ向かう私。

「え、えっと、はい、そ、そうですそうなんですよ!! もうクリスマスもおしまいですし、いつまでも浮かれ気分続きもどーかと思いますので、年の瀬を前に少しずつ大掃除をですね……」
「ん……そっか。無理しないでね、私も帰ったら手伝うから」
「へいきです。ちょこっとずつやってますから」

 ぺたぺたと台所に向かいつつ。気になったので振り返った。

「ところでユキ」
「はい?」
「あーいうシーツの汚れとかはよーするにたんぱく質だから、普通に洗うだけだと跡残っちゃうから。まずはちゃんとシミ抜きしてからのほーがいいと思うよ」
「――――っ!?」

 ぽろ、と洗剤のスプーンを落っことし、ユキが“がばっ”とこちらを向く。

「あ、ぱんつも以下同文。あれ、せっかくお気に入りみたいなんだからちゃんと綺麗にしておいた方がいいんじゃないかな、穿けなくなっちゃうだろうし……ってあれ? ユキさん、ちょ、待って、痛い、痛いってば!! いや別にこれ特にいやらしーとかそーゆう意味じゃなくて純粋におばーちゃんの知恵袋的なお話であって痛い痛いってばーっ!?」
「ひにゃぁああああああーーーーーっっ!!!」
「うわやめそれまずい痛い重い死んじゃうってば!? ユキさんストップ!! 落ち着いて!! ああもう朝からなにごとーっ!?」


 (続く。)

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