スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

今日のリプレイ。

「アルシャードffリプレイ2 魔女が望んだ未来消失」
 緑谷明澄/F.E.A.R.


 、読了。
 素晴らしい。まさに劇場版とも言うべきミッドガルドの大異変と、それに立ち向かうPCたちの物語。
 前刊にも増して緑谷GMの切れが冴えわたっていた気がします。PL一同が協力的だったというのももちろんあると思うのですが、これまで展開されてきたアルシャードの様々なギミックを、丁寧な考察とシナリオできっちり拾いきっているのが素晴らしい。
 世界規模の異変をきっちり描写して、世界各地の激動を描きつつ、落とすべきところを落として、必要な部分は十分なほど濃厚に描かれています。本当に面白かった! オープニング終了までにずいぶんページが割いてあって、これは最後の方尻すぼみじゃないかと不安になっていたのですが……そんな心配は無用でした。各地での出来事が物語としてもシナリオイベントとしても丁寧に設定され、良くこのページ数に納めたなあと唸るばかり。ラスト戦闘はもう少しPC達を追い詰めても良かったんじゃないかと思いますが。


 TRPGはプレイヤーたちのものだというのは常々言われていることでもあるんですが、往々にして私達プレイヤーは、公式からの展開に対して自分たちのプレイ環境を激変させることを遠慮してしまう部分があると思うんですよ。
 シナリオ集やサプリメントの設定で、世界の秘密が明らかになっている部分は確かにあるんですが、それは「シナリオの結果によって世界中が知ることとなる」などと強く明示されていない限り、基本的には世界的には秘密のままで、でもプレイしたPCは知っている、みたいなことになることが多いのではないかと。……うちの鳥取だけでしょうか。
 たとえば、N◎VAにおいて音羽南海子が殺され、カゲムシャであった弁天が彼女になり変わっている、というのは10年以上も前に示されていた秘密でしたが、それがゲーム世界内の一般の知るところとなっていたかどうかは、長らくそれぞれのプレイ環境に委ねられている状態でした。
 GFでリプレイ「真夜中の太陽」が掲載され、その事実が明らかになったことで、ようやくその事実を下敷きにしたシナリオや展開を作ってみよう、となったプレイ環境は決して少なくはないのではないかと。

 ともあれ、そうしたシステム展開上の秘密について、その始末をプレイ環境に委ねられたまま、長期間そのままにされているよりは、どう収拾するかについて、あるていど公式の側から示されていたほうがいいと思うんです。
 今回はまさにそれ、デザイナーであるPL達が示した謎を、当時はそれに関与していなかった緑谷GMが読み解き、解釈して回収して、それにデザイナーさん達が驚く。これが実に私のツボでした。
 伝わる人にしか伝わらないと思うんですが、山奥のしぃ先生の完結における感動が良く似ていたように思います。

 大ラグナロクと共に、ミハエルと茉莉とシルダの関係についてもひとつの答えがでた……のでしょうか。意外とまだ波乱もありそうですが。
 ともあれ、激動のアルシャードトライデント、次の展開が楽しみであります。

コメント

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURL

http://oruhazaka.blog28.fc2.com/tb.php/1453-7b9ac541
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。