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あやさな!

「静止する風の少女」
 La Mort Rouge/仮面の男 ささかめ


 、読了。
 すでに通販が始まっているとはいえ例大祭始まるまでは新刊の感想は書かない方がいいかなと自重してましたが、これだけは書いておくべきかと思ったので感想をば。
 新書2段組み776ページという分量を最初に聞いた時には耳を疑ったのですが、それだけの大作にも関わらず残りページがなくなってしまうのが勿体ないと思えるようなペースで読み終えてしまいました。
 早苗さんの幻想入りと風神録に至るまでの物語を、原作設定のifと共に構成し直して描かれたお話。序盤の展開は原作とは全然違うところから始まりつつ、最終的な物語が風神録、そして地霊殿以降の作品にしっかりとはまり込んでいく過程が見事で、これも全てを受け入れる幻想郷の物語の一端なのだろうかと考えされられました。

 仮面の男さんのお話は本当に「人間」と「妖怪」の間の隔たりがしっかり描写されてるのが凄いと思うんですが、今回はそれだけに留まらず、妖怪同士、人間同士の「己」と「他者」の差異を自覚した登場人物たちが、試行錯誤しながらも手を取り合っていく喜びに溢れています。
 多種多様の登場人物たちが入り乱れ、妖怪の山の騒動が陰謀あり推理あり、あやさなのちゅっちゅありと盛りだくさんに描かれております。
 ただ、守矢神社につきものの神様二人については少々特殊な扱いなので、人によってはそこで好みが分かれるやもしれません。

 ……それと、最後の章についてはもう少し時間とページ数をかけて歩み寄る方が個人的には良かったかなあと思いつつ。早苗さんの過去設定についてはなんというか、概ね想像できてはいたことなんですが。



 さて、いい本を読んだし私も頑張って書こう。

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