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【東方掌編】二兎追うものは

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「新年あけましておめでとーございます。今年が皆様にとって良い一年になることを、永遠亭の兎一同、心よりお慶び申し上げますウサ♪」
「……いや待ちなってば、てゐ」
「むー、れーせんちゃんノリ悪ぅいー」
「ノリの問題じゃないでしょーこれ? 今何日だと思ってるのよ? 新年どころか2月よもうすぐ」
「あーあー、どーせこんなとこ読んでるの年中引き籠って、ログインしてなきゃ新年のあいさつもしないよーな連中なんだからひと月くらい黙ってりゃわからないのにー」
「分からいでか!! 大体そういう嘘ならきちんと1日に吐きなさいよね」
「……そゆとこ律儀だよねー、鈴仙は」
「で、なんでまた唐突に挨拶なの?」
「そこはほら、なんといってもわたくし達、今年の干支ですからして。人気投票も近いことだし、最近いまいち順位の振るわないお師匠様や姫様に代わって少しでもアピールをですね♪」
「またそういう生々しいこと言って……かえって足引っ張るんじゃない? こんなことしてたら」
「ちっちっち。世知辛いのよ世の中は。こちとら人気商売よ? 得票数に応じた金額で一年ご飯食べてる訳でして。そりゃもうここ最近の永遠亭の食卓といったらもー。竹林で慎ましやかに暮らしてる設定の妹紅と比べても驚くほど落ち目っぷりでね?」
「いやいやいや。ないない。……ないですからね? いや本当!!」
「どこに言い訳してんのかな鈴仙ちゃん? というわけで皆様の清き一票を――」
「だからやめなさいってのに。薬商いだって人気商売なの否定はしないけどさ。師匠の薬なんだし、無理にそんなことしなくても……」
「……そんな……兎は、懐が寂しいと死んじゃうんですよ……?」
「可愛こぶってなに口走ってんのアンタは」
「と、いうわけで!! 皆様の清き一票をお願いしますウサ♪」
「だからまだ開催前でしょうに。不正になっちゃうってば」
「投票してくれたら1票につきれーせんちゃんが一枚ずつ脱ぎます!!」
「脱ぐかっ!? てゆか安っ!! 私のハダカって超☆リーズナブルね!?」
「新年早々の出血大サービス!! あ、出血っていってもやらしー意味じゃないのでご安心ください!! れいせんちゃんとっくに貫通済みだから!! さー、票ないか票、票買うよー」
「やめーー!! どっから出したのそのサングラスと腹巻き!! あとなんか今聞き捨てなんないこと言ったわよねアンタ!! こら!! ちょっとてゐ!?」


 ………………。
 ……。


 ――同刻、命蓮寺。

「あの……、ナズーリン?」
「ん。どうしたんだご主人様? この世の終わりみたいな顔して」
「……出番を、なくしました……」
「………………………」


 (終われ)




 概ね最後のところだけをやりたかった話。
 あまり考えずに書いたらすごく漫才っぽくなりました。

 本文で星さんとは全然関係なく霊夢とか魔理沙の日常系のんびり系のマンガを展開しつつ、枠の外でちっちゃな星さんがベソをかきながら、延々枠線の中に入ろうとしてる本を作ったらどこにだしても恥ずかしくない寅丸星本じゃないかという話になったので。
 あとがきに最後のところを入れてオチを付けるという。……これでオンリーイベントとか出れないかなと一度は考えたんですが、ファンから刺されそうな気もしたのと、そもそも自分には絵が描けないという理由で没になりました。

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