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万魔総覧・2

 ゲヘナAnに登場する魔物データを眺めながら、シナリオのネタになる設定はないかとかこのデータはこんなふうに利用すると面白いんじゃないかとか、あれこれ読み返してぐだぐだと書きつづる企画。
 ……まったくの私見に基づく話なので信憑性は薄い気もします。

 間違い、ツッコミ、誤字脱字等ありましたらご報告いただけると大変ありがたいです。

 本日からしばらく邪霊のターン。




◆邪霊
 ゲヘナの象徴その2。原典であるアラビアの伝承やイスラームではシャイターンもジャーンやイフリート同様ジンの階級とされることもあるが、ゲヘナにおいては妖霊と邪霊は身体の構造こそ同じでも生まれの異なる種族として設定されている。
 ……この事実を考えれば考えるほど邪霊の王が妖霊であるイブリスだというのはいかにもアンバランスにも思えるんだけど、この部分についての雑感とかはまた次の機会に。
 気のきいた邪霊の作る獄卒なんかは、必要とされる役目に特化している可能性もある。たとえば歩くこともできないくらいひ弱だけど魔術に長けているとか、オツムは空っぽでも戦闘に特化しているとか、強さ評価に比してアンバランスな戦闘能力を持つ獄卒を率いる、知的な中上位邪霊なんかは面白げではなかろうか。


▼邪精
 汎用能力「非実体」もち(毒無効及び石化無効であることに注意)で攻撃が限定される。初期作成だと前衛の術技の中にはまったく攻撃手段が無いものも多い。
 非実体の説明には目で見ることができないという記述はないけど、邪精の種族の説明には「なみの人間には見えません。熱視覚などでは見えますし、体温もあります」ともある。享受者であれば邪精の存在に気付いて警戒することができても、一般人にはそれができない(たとえ警告されても、見えなければ対処できない)可能性が高いというのはポイント。
 また、イニシアティブが18と強さ評価3にしては恐ろしく高い。敏捷力5、感覚5のPCがイニシアティブ決定で3成功しないと先手が取れない計算になる。
 護衛任務などをしている場合、邪精が潜り込んできたのに気付いて不意打ちは避けたとしても、護衛対象を守るより先に邪精が護衛対象に取り憑いてしまうというパターンが考えられる。また、その気になれば邪精はすぐに逃げ出すこともできるだろう。非実体であれば薄い壁くらいは通り抜けられる。
 「邪霊の囁き」も〈自我〉で達成値3が要求されるため、精神抵抗よりも抵抗が厳しい。精神抵抗は初期作成PCでも1レベル持てるが、一般技能の〈自我〉は作成時の一般技能では取得できない(敢えて言えば雑芸術でGMが好きな一般技能を取っていい、と許可した時くらいか)。銀糸の民の魔術耐性もこれには効果が無いわけで、精神力の低いPCには致命的な事態を引き起こしかねず、精神力5のPCでも結構な確率で脅威となり得る。暴れさせる内容については信条を参考にするのもゲヘナっぽくていいのではないだろうか。「闘争:肯定」とかのPCなら1ラウンドくらい無差別に暴れまわってもらうのも面白い。
 同じ理屈で、享受者でも自我の弱いNPCならあっさり誘惑に屈してしまう訳で、紫杯連の上司が邪霊に囁かれて幹部に反旗を翻し、PCたちがそれを討伐して地位を手に入れる――とかは、物語的にも序盤の山場になるのではないだろうか。

▼邪精憑き
 シェヘラザード・テイルズ第1話はこれのお話。
 基本ルールブックの範疇では邪精憑きを助ける方法がルール上サポートされていなかった(享受者の場合、完全に堕落しきっていなければ邪精を倒すことで助けられるかも、という記述はある)ものの、幻洋奇譚で覇杖術の【克死】によって憑依している邪精を追い出すことが可能になった。
 新しく生み出された術技で殺してしまうしかなかった相手を救えるようになったことは、過酷な煉獄の現実においては新しい希望のひとつでもあるかもしれない。
 堕落した享受者と、邪精憑きの違いをはっきり描写してやることで享受者はこんなに強い、というのを示すこともできるかも。一般人が享受者に対抗するために意図的邪精に憑かれたりして力を増しているって設定もシナリオになるだろうか。頽廃の果実酒を飲む資格試験で、PCに負けて逆恨みして、そこを邪精に付け込まれた――とか。
 データ的に比べてみると、邪精のデータに比べてすごく強力になっているかというとそうでもない。取り憑いている邪精も危機を感じたらその場を離れ、非実体になって姿をくらますこともあるかもしれない。一度堕落させた相手にまたちょっかいを掛けてくるかもしれないとなると、PC達は今度は迎撃のためにあれこれと気を割く羽目になる。
 連撃の攻撃値は素手のものなので、武器を使わせて命中値やダメージを上げてみたり(命中+1、ダメージ+2~3くらいが適当?)、鎧を着てるとして装甲値を上げてみたりすればボスも十分つとまる強さになるのではないだろうか。
 また、邪精憑きは夜になると目が赤く光ることで判別できるという設定があるけど、これを逆手にとって夜間に視覚修正のある有翼獣人の邪精憑きを設定するのも楽しい気がする。夜に積極的に行動しない表向きの理由ができて、夜になって飛びまわっていることで不審感を演出できる。邪精憑きは汎用能力「暗視」があるので有翼獣人の不利な点を消す、なんて設定もできそうだし。機動戦闘しながらの攻撃はかなり強力になるだろう。

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