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世界最初の月面歩行者へ

「ファーストマン ニール・アームストロングの人生 (上)」
「ファーストマン ニール・アームストロングの人生 (下)」
 ジェイムズ・R・ハンセン:著 日暮雅通、水谷淳:訳


 、読了。
 アポロ計画については陰謀論を聞いた時に初めて詳細をググって、2年くらい前に秘封倶楽部が月に行く時の本を書くときに真面目に調べました。
 それまでは11号で月に着陸したくらいの事と、映画のアポロ13で13号が何だか失敗したってことくらいしか知りませんでしたが、計画自体が非常に長い期間と多くの予算、そして無数の人々の努力の末にあったもので、その過程に多くの試行錯誤と研究と長い長い訓練があったことを知り、深い感銘を受けたのを覚えてます。

 この伝記の存在を知ったのは昨年、ニール・アームストロング氏が亡くなったという話を聞いてからのことでした。累計1000ページを超えるハードカバーで、出自から晩年までを(原著の出版は2005、日本語訳版が2007年ですのでまだ存命です)丁寧に丁寧に、膨大な資料に基づいてできるだけ正確に描き出した、非情に貴重かつ重要な伝記となっております。読みごたえはありますがとても興味深い。
 一番最初に月に辿りつきながら、多くの宇宙飛行士とは対照的に、政治や活動の表舞台に出ることなく静かな人生を送った彼の人生はとても数奇なものでもあります。物事を深く考察し、理解し、入念に準備を行って問題に対処するエンジニアとしての彼の側面を知ることができました。
 一緒に宇宙へ向かったマイク・コリンズとバズ・オルドリン、アポロやジェミニ計画に参加した宇宙飛行士の同輩達、NASAの職員の方々、そして彼の妻や子供たち、軍属時代の友人、大学の仲間、それらの人々の証言やインタビュー、伝記、記事をもとに綴られた本書。
 当時の月飛行にかけたアメリカや世界の期待や思惑も知ることができる、とても良い本であります。
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真ラグナロク

「アルシャードクロスオーバーリプレイ3 創世! 真ラグナロク」
 田中天/F.E.A.R.


 、読了。
 素晴らしい。
 2巻目のゴッドウォリアーズはミドルの戦闘とクライマックスの戦闘以外、ほとんどがロールプレイ部分の演出中心で判定が省略されており、いつも丁寧なデータによる状況の再現を楽しみにしていた身としてはなんか微妙に物足りなかったんですが。
 今回は100レベルという状況にもかかわらず(だからこそ?)FS判定あり、能力値判定あり、情報収集あり、時間制限イベントあり、ランダムイベントチャートあり、結界破りありともう盛りだくさん。戦闘も非常に濃いハイレベルなものが詰まっております。前刊の不満を全て吹き飛ばすような濃い内容でした。
 PC達の無双とそれを可能にするデータ構築も素晴らしく、同時にそれらの能力を十全に引き出したシナリオも含めて、アルシャードを総決算する上でも、SRSリプレイ屈指の名作になっていると思います。
 少し前の天下繚乱ギャラクシーといい、最近の田中天は神がかっているなあ。

 さらに電子書籍版で最後の公式シナリオとなる100レベル対応のシナリオが発売予定だそうで、一体どんなものになっているのか気になるところ。
 欲を言えばこちらのシナリオボスももう少し前から伏線があると良かったんじゃないかと思いますが。




 そしてGFの最新号に新版アルシャードの概要が掲載されておりますが、いよいよ戦士盗賊僧侶魔法使いの基本4クラスの体勢が崩れていく模様。多くの神話の神様が登場し、ラグナロクがあんな形で終焉を迎えたわけですが、今後の世界観はどうなるのでありましょうか。

アカデミア

 DX3rdのオーヴァードアカデミア2巻読了。
 全編通じてパロディ部分に目が行きがちですが、重信さんがツイッターでも触れてたように、多数のNPCをしっかり立てつつ判定は上手く略してPCのテンポを殺がないようにしてるところとか、軽いノリながらも芯の部分がしっかりダブルクロスなあたりが素晴らしい。
 1巻も大人気だったようですが、この分だと2巻はそれを遥かに超える評価になるのではありますまいか。

 個人的にディアボロ・ロッソのキャラ造形が、性格面、内面、設定面、データ面含めて非常に好み。
 4話目の戦闘がどんな状況でもあのデータなら対応できるあたりが実にえぐい。
 続刊あるようなんですが、できればもっと続けて各キャラの掘り下げまでやり切って欲しいなあと。

求聞口授

 探し回った2件目の本屋で無事購入。さっそく読了。
 ネタバレにならない程度に感想を。

 
 各勢力間、これまでに登場してたキャラクターとの関連性がいくつか追加されたり、補強がなされた印象でした。神道、仏教、道教の3トップ対談も、思っていたよりもずっと自分の中のイメージと齟齬がなくてホッとしているところです。 
 各キャラクターの紹介も様々な掘り下げがなされました。さとり様のイメージがだいぶ変わったり、ナズーリンや星さんを中心に立ち位置とか住まいとか力関係がちょっと予想外だったり、こいしちゃんが思わぬところから勧誘受けていたり、雲山と一輪さんの過去あたりは意外な事実が明らかに。
 お燐ちゃんはとても良い子。とても良い子。大事なことなんで2回言いましたが、あの記述だと6面中ボスの言動は何らかの意図があってのことと思われます。

 ……あと、さらりと風神録から4年経ってることが明言されております。
 非想天則当時でも歳月の経過が判明しており、幻想郷がサザエさん時空なのは以前からはっきりしてることなんですが、こうなってくると早苗さんの年齢とか、二次創作面で「守矢神社が幻想入りして○年」みたいな時間の経過を描こうとするとだんだん違和感が出てきそうな気配ですな。

最近の本

「となりの関くん」1,2 森重拓真
 たまごまごごはんさんの紹介記事が非常に分かり易かったのでリンクなどを。
 最近読んだ中で一番お勧めのマンガ。授業中に机の上でこっそり遊ぶ「関くん」と、それを見守る「横井さん」の一コマ、と言うだけのマンガなんですが、この限られたコンセプトでここまでネタ切れの気配すらな話を作り込めるのが信じられない。読んでると面白いんでさらっと流しちゃうんですが、2巻時点で28話もあるんですよね。関くんも作者さんも、引き出しの底が知れません。

「セントールの悩み」1 村山慶
 「ケンタウロス女子高生」のインパクトで連載時から気になっていましたが、今日本屋に並んでいたので迷わず購入。ごくごく通りの良い表現をすれば「獣人世界の学園もの」ですが、ヒロインが文字通りの半人半馬のケンタウロス。
 ケンタウロスっていうと、人間で言うなら下半身丸出しなのかという疑問がネタに使われたりしますが、作中ではちゃんと馬の下半身まで服を着てたり、年頃の女の子らしく自分の身体の事について悩んだりとしてます。特に第1話がいきなりストレートに女性器についての話。まあ人間型の女の子と、下半身が馬の女の子が共存する世界だといろいろ気になるのも至極当然なんでしょうけど、いろんな意味でいいのかコレ。
 昔なら絶対に一般流通では見ないような内容だと思いますが(そしてこのマンガも元は同人誌らしいですが)、これが商業出版されるようになったと言うのは時代を感じるような。
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